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119【これでよいのか?】

119【これでよいのか?】

 

こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。

 

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図表をご覧になってどんなことに気付かれたでしょうか。

この図表を見る限り、復職支援プログラムは9割以上の都道府県で実施されています。

そうした取り組み自体は高く評価できるものだと言えるでしょう。

 

しかし、復職後の経過観察を含む復職支援プログラムは、いきなり3分の2に減少します。

こうした対策(プログラム)で重要なのは、「やりっ放し」になっていないかどうかです。

「通り一遍のプログラムでカタが付く」とでも考えているのでしょうか?

私はこのデータを見るたび、抑えがたい憤りとやるせない残念さを覚えてしまうのです。

 

文部科学省では、この実態をどのようにとらえているのでしょうか。

高額な予算をとって教員のメンタルヘルスを研究しているはずです。

いや、大学や関連機関に研究を丸投げして、現実を直視できないのかもしれません。

もし「我々は対策を立てた」と考えているのだとしたら、大きな問題だと思います。

 

年間130名前後の教師が自殺し、そのうちの半分は仕事や精神疾患が原因です。

モンスター・ペアレントへの対応、職務の過重な負担、職員室での人間関係・・・・。

原因は調査によって明確になっているではありませんか!

きれいな図表を盛り込んで発表資料を作成することが目的になっているのでは?

 

教職への適性を感じられなかった人や、恐怖心が芽生えてしまった人はどうすればよいのか?

キャリア転換については、もともと思考や調査の対象にさえ入っていないのです。

「一度教師になった以上、死ぬまで教師として働け」という考え方なのでしょうか・・・・。

どんな人にでもキャリア転換が必要な可能性はあり、それは許されてよいと思います。

 

もちろん簡単に投げ出すようでは困りますが、うつや自殺につながってもいけません。

子どもたちの自殺予防への取り組みに対比すると、教師の自殺予防はあまりにも不十分です。

メンタルヘルス」という小綺麗な言葉を使わずに、「心の安心安全」と明確に示してほしい。

発表のための発表ではなく、確実な改善を期すための取り組みに変えてほしいと思うのです。

 

また、「実施を検討中である」として、いまだに行動を起こしていない自治体があります。

もう何年間も悲劇的な状況が続いているにもかかわらず、この実態には驚くばかりです。

いや、正直に言えば、「あきれるばかりだ」という表現のほうが適切でしょう。

当事者意識が欠如しているとしか判断せざるを得ません。

 

お気付きになりましたか?

そう、私は「現状を知りながら動かない人々」に対して怒っています。

政府や自治体が動こうとしないのなら、微力ながらも独断でサポートを進めていく考えです。

一人でも多くのご理解を得ながら、草の根のサポートを展開し続けていきたいと思います。

 

 

【私がこのブログを書き続ける理由】

教職に生きづらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を手に入れていただくため。

それにより、「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的として書き続けています。

21年の教職経験を持つキャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みを深く理解できます。

休職・復職・転職にかかわるお悩みの解決をお手伝いいたします。

 

【このブログがめざしている目標】

日本では、毎年60人以上の先生方が「仕事や精神疾患を苦に」自殺しています。

また、毎年5,400人もの先生方がうつ病などの精神疾患で休職に追い込まれています。

しかもこの数字は公立学校の先生だけで、私立学校の先生は含まれていません。

さらに、いわゆる「休職予備軍」と呼ばれる人は数万人とも言われています。

 

このブログでは「教職以外にも生きる道がある」ことをお知らせしています。

教職に再チャレンジすることはできますが、人生に再チャレンジすることはできません。

一時退避としての転職を含めれば、さまざまな可能性を探ることができます。

 

転職という方法を通して、日本中の先生方の自殺や精神疾患をなくしたいと思っています。

本来の「自分らしさ」を取り戻して、自分らしい毎日を送っていただきたいのです。

そうすれば皆様のチカラを得て、この日本はもっと活力ある社会に必ず変わります!

 

 

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