184【私は転職すべきですか?(3)】
184【私は転職すべきですか?(3)】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
今日はご自分の日頃の様子を振り返ってみてください。
1.生徒の目の高さまで降りていくことはできていますか?
「上から目線」で生徒を見下すような態度では、信頼関係を構築できません。
権威と権力の境界が見えていない人は、教職にはふさわしくないと言えます。
共感力を持たない教員は、必ず生徒から受け入れられなくなっていきます。
2.自己投資の機会を探し、行動を続けていますか?
学校予算での研修しか参加していない場合、将来への能力開発状況が不安です。
教育界の既製品研修では、社会的に必要な職務能力をカバーできないからです。
企業研修など教育界の外のセミナーには「今欲しい答え」がたくさんあります。
3.保護者の要求の意図(対価要求)が見えていますか?
モンスターペアレントを呼び込む先生の多くに、共通する特徴があります。
それは顧客の「投資対効果」を考えていないこと(支払った学費への対価)。
「教師はサービス業じゃない!」と豪語する人は、今後、淘汰されていきます。
4.IT機器の活用が得意な人に甘えてる?
パソコンなどデジタル機器が得意な人に、仕事を押し付けてはいませんか?
その先生の負担も、時には考えてあげてくださいね。
今後はIT知識と能力が、さらに求められる時代になっていくことと思います。
自分の未来のため、少しずつでもよいので練習の時間を作っておきましょう。
今日ここに挙げた事柄は、「自分の将来を守る」ために必要なことばかりです。
こうした意識は、そのままご自身のための防衛策となっていくのです。
今後ますます学校への風当たりは強くなっていくことでしょう。
保護者の消費者意識が高まり、学校へも「投資対効果」の目を向けています。
身を守る考え方と方法を手に入れてください。
トラブルを引き起こしやすい教員から「反面教師」として学んでください。
「先生だから尊敬される」時代は、昭和と共に終わっているのです。
重要なカギは生徒との「人間としての信頼関係」にあります。
飾ることなく本音で生徒と向き合う姿勢は、あなたの信頼度を高めてくれます。
Mail:info@officemuteki.com