198【いただいたご質問】
198【いただいたご質問】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
いつもシェア・いいね・スターをありがとうございます。
先日、東京・下町の異業種交流会にお邪魔してきました。
皆様それぞれ教育へのご関心が高く、大変貴重なご意見を頂戴できました。
こうしてお目をかけていただけますこと、大変ありがたく思っております。
ところで、その席上、極めて素朴なご質問をいただくこととなりました。
「藤井さんは、なぜ教師の転職をサポートするのですか?」
一般的に、教師が教職を捨てることは「もったいない」と言われています。
たしかに共済年金の積立金は、民間企業の厚生年金の2~3倍です。
老後のことを考えれば、このご質問は当然のことと思います。
しかし、それでも現職に堪えがたい気持ちを抱く先生方が増えています。
残業ばかりの過重勤務、意味不明なクレームへの対応、増え続ける事務作業。
時間に公私の区別をつけられない毎日が続き、精神的な疲労も癒されません。
「先生なんだから」の一言でプライベートを持つ権利も剥奪されてしまいます。
加えて、理解のない上司に当たることも多く鬱屈して毎日を過ごすことも・・・・。
この日本では、年間70名近くの先生方が仕事に関連して自殺しています。
年間5,000名以上の先生方が精神疾患を原因として休職しています。
しかもこの数値はあくまでも公表値であり、公立学校だけのものです。
非公表の患者や私立学校も含めれば、数万人規模になることは必定です。
私はもともと、学校改革や業務改善のサポートのために起業しました。
200校を超える学校に、業務改善と生徒募集の手法をご提供してきました。
昨年は進路ガイダンスなどキャリア教育で10校以上の学校を直にサポート。
そうした活動の中で、先生方の自殺や精神疾患の話を何度も聞かされました。
私のライフワークはこの国の教育を立て直し、次世代の育成を強化すること。
しかし目の前の先生方の苦境を放置していては、それは叶うことがありません。
教育を提供する側が疲弊していては、質の高い教育国家をめざせないからです。
私は21年間の教職経験を持ち、先生方の悩みの真実をすでに体験しています。
キャリアカウンセラーとして、キャリア教育を強化したい気持ちもあります。
先生方のキャリアアップを通して、この国の教育界を変革したいとも考えます。
実際には転職だけでなく、復職・転任・起業などの進路選択もサポートします。
他の人にはできない仕事との自負を持ち、草の根の活動を続けているのです。
Mail:info@officemuteki.com