196【経営者が欲しいもの】
196【経営者が欲しいもの】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
転職を考える時、「きれいで上手な文章」を考えてしまう人がいます。
もちろん履歴書や職務経歴書のお話です。
「先生だから、完璧な文章でなければならない」
いえいえ、気にすべきところがズレていますよ。
経営者が本当に欲しいのは、「きれいで上手な文章」でしょうか?
一番欲しいのは、当然ですが売上を高めてくれる人材です。
しかし、誰でもよい、というわけではありません。
1.共感
想像できないかもしれませんが、経営者は孤独です。
いや、たしかに家族や従業員はいますよ。
しかし経営方針を考えるにあたっては、いつでも孤独な立場なのです。
共感を持って意見を述べてくれる人材が欲しいのです。
2.後継者
中小企業では、「事業承継」が深刻な問題となっています。
技術的な要素だけでは、事業を承継させることができません。
やはり経営者の考え方に共感してくれなければ、跡継ぎにはできないのです。
こうした悩みの解決で重要なのは、人間性と知見、そしてチャレンジ精神です。
3.見通す目
経営者はいつでも、将来のあり方や事業の拡大の方法について悩んでいます。
そして現場の人の多くは、自分たちの立場からしか会社を見ていません。
全社的な視点を持ち、客観的な意見を提示してくれる人を待っているのです。
さまざまな知識や体験が、いかに効果的であるかを考えてみてください。
-まとめ-
経営者の孤独感は、言葉に表せないほど強いものです。
時にそれは、自己不信や将来への不安へと駆りたてる強いものになります。
人を見続けてきた教師なら、その心理の内奥に迫るのは不可能ではありません。
「なぜ中途採用するのか?」という、求人理由の根幹に関わる問題なのです。