008【タニンゴト転職は怖い】
008【タニンゴト転職は怖い】
こんにちは。
“教師の転職”コンサルタント、藤井秀一です。
前回は、転職について、まずは「ジブンゴト」としての冷静な把握をお願いしました。
今日の記事では、離れた未来を考えながら「タニンゴト」転職の怖さについて考えておきます。
唐突かもしれませんが、ちょっと考えてみてください。
「定年後の生活をどうやって維持するか?」と。
60歳で定年退職してから、仮に90歳まで生きるとして、どのように生活を維持するか・・・・。
計算してみると、億単位のオカネが必要になる可能性もあり得ることに気付きます。
今後は「先細り」となっていく年金だけで、老後の生活が維持できるとは思えませんよね。
人生を90年と考えて人生時計(24時間に置き換え)を作った時、定年の60歳はまだ16時。
そう、一日の行動に置き換えると、まだ退勤時刻の17時にさえなっていないのです。
こんな段階で「隠居」するなんて、とうてい考えられないことですね。
これからは80歳でも「現役です」と自己紹介する方々が、増えていくことでしょう。
考えていただきたいのは、所属する組織の仕事だけ覚えておけばよいのかどうか、ということ。
定年退職した後も、経済的あるいは人生の意義的に、自分らしい働き方を考えておきたいですね。
多くの組織では、その組織で使える(または使うべき)スキルしか磨くことはできません。
「他の組織に移っても活用できるように」との考えで人材育成をしている組織はごくわずか。
学校だけを例にとっても、それぞれの組織で文化・風土・手法・仕組みはまったく異なります。
一つの組織に身を預け、骨をうずめるという考え方は、実は老後の危機を呼び込むことになるのです。
仮に定年後の人生が30年あるとして、その長さを考えてみてください。
あなたはまだ、今の職場で「勤続30年」にも届いていないのではありませんか?
「30年」の長さを実感できれば、定年後にも活かせるキャリア構築が必要だと気付くはずです。
このことを意識して、今後のスキルアップや知識吸収を準備していきたいですね。
組織に身を預けることは、ある一面では「生活の安定」という安心感を享受できます。
しかしその組織を卒業した後のことまでは、なかなか考えてもらえないのが実情です。
ここにおいて、「キャリアづくりはセルフ・プランニングで」という考え方の重要性に気付けます。
「タニンゴト」を基盤としてキャリアを構築すると、「タニンゴト」の内容が変われば追随できない。
その現実に気付いていない人が、まだまだ実際には多いような気がします。
「安全なキャリアづくり」とは、こうした先々への用心も踏まえたものである、ということです。
私はその用心をカタチに変える手法を持っており、ご相談の際にご提供しているのです。
さて次回は、ここまでのお話をいったん整理してみたいと思います。では、また。
※私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。
準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。
ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com