015【「つらい!」の原因はどこに?】
015【「つらい!」の原因はどこに?】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
前回は教師を辞めるにしても、辞めないにしても、後悔する可能性が残ることをお話ししました。
もちろんそれとは反対に「辞めてよかった」「辞めなくてよかった」となる可能性もありますね。
厳しいお話になりますが、働いていて後悔を覚えない、ということはあり得ないと思います。
天職に就いていても後悔する瞬間は必ず訪れますし、それを乗り越えるのも仕事の醍醐味です。
とはいえ、我慢し続けることが美徳であるはずもなく、自分を守ることは大切な行動です。
人間は自己防衛のため、本能的に「危険な場所」を回避しようとする生き物です。
その時、無理やり自分を押さえつけて我慢し続けると、自分のココロが壊れてしまいます。
たまには息抜きも必要です!
たまには逃避も必要です!
時には人生の方針を切り替える必要さえあるかもしれません。
その適切な方法やタイミングは、実際には自分自身にしかわからないものです。
私は教師の転職コンサルタントなので、転職に関係するアドバイスが仕事になります。
しかし、関わったすべての先生方に転職をお勧めするわけではありません。
なぜなら、「転職しない方が幸せ」な人生を作り続けられるケースもあり得るからです。
その場合は私の仕事にはなりませんが、適切な判断をしていただけたという安堵感を持てるのです。
「転職しない方が幸せ」なケースとは、どんなケースだと思いますか?
簡単に、一言で表現すると、ご自分の中に「つらい!」の原因が存在しないケースのことです。
能力や経験値、思考法などが問題なのではなく、環境が原因となっているケースが該当します。
これは偶然によって追いつめられてしまったわけで、ご本人の適性の問題ではありません。
転職した方が幸せになれる可能性が高いのは、自分自身に教職への適性を見出せないケースです。
しかしこれも、単なる思い込みである可能性は残っています。
本当は必要性のない自己嫌悪に苦しんでしまう人も、いないわけではありません。
なぜ「つらい!」状況になっているのか、その原因を冷静に整理する必要がありますね。
自分自身ではなく環境に問題の原因があるのなら、環境を改善した方がよいのです。
職場のシステムや慣例が問題だとしたら、勤務先やシステムを変えるだけで済むからです。
「自分は教師に向いていなかった」と思い込んでしまう前に、もう一度、確認してみましょう。
まじめな人ほど「自分の中に問題がある」と誤解してしまいやすいものです。
「つらい!」の原因が自分の中にあるのか外にあるのか、判断をまちがえないようにしたいですね。
※私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。
準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。
ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com