019【学歴? だから何?】
019【学歴? だから何?】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
今日は「学歴? だから何?」という、ちょっとキツイ題名でお話しいたします。
まあ、まさに言葉通りの内容なのですが・・・・。
かつて私の知り合いに、「超」が付くエリート教員がいました。
誰もが認める超一流大学を出ていて、専門分野に関する知見はおそらく校内でもトップレベル。
もちろん理解力は群を抜いていて、新しい知識をすぐに覚えて実践できる頭の良さ。
しかし彼は、職場でしだいに居場所をなくしていき、やがて他校に移ります。
正確に言えば、「いられなくなってしまった」と表現した方が良いかもしれません。
申し上げた通り、能力と知識に問題があったわけではありません(むしろ逆)。
人格というか、人間性というか、彼の生き方そのものに問題があったと私は感じます。
いわゆる「嫌われやすい要素」を、完全に近い形で体現しているのです。
偏差値や能力が高いから売れる人材になれるわけではない、という典型的な事例です。
・常に他者(上司も含む)を下に見ていて、「上から目線」の態度と発言が鼻につく
・いくら敬語を使っても、腹の中で相手をバカにしているのが見える、いわゆる「慇懃無礼」
・仕事を選り好みし、得意でない分野には目を向けようとしない(上手に逃げる)
・一言居士で、重箱の隅をつつくようなケチをつけ、それによって自分を大きく見せようとする
・自分では実践できていないのに、理想論やきれいごとで理論武装して、他者を呆れさせる
・他者からの忠告には耳を貸さず、他責(=not 自己責任)な考えで反論をする
・発言はいつも「ご立派」だが、仕事の納期や約束事を守れない
一般的に世間様は、こういう人物のことを「いやなヤツ」と定義づけています。
しかし、それらにも増して致命的だったのは、生徒の立場で物事を考えられないその性格でした。
発想のすべてが「オレ様」の中で終始し、生徒をまるで使用人扱いする暴君のようでした。
明らかに生徒の方が正論だと思える場面でも、強圧的に命令を下すばかり・・・・。
こうなってしまうと教職への適性にかかわる話ですから、学歴なんて何の役にも立ちません。
むしろ「高学歴なのに物わかりの悪い人」という悪評が定着していくばかりとなります。
人物評価というものは、肩書や学歴のような付加価値の部分ではなく、人格そのものに与えられます。
ですから「一流大学の出身」であるかどうかは、仕事を動かす現場では、あまり意味を持ちません。
前向きに物事をとらえ、貪欲に学習・訓練し、自らの成長を他者の幸福に還元する気持ちがあるか?
世の中を動かす人々は、そうした「利他的精神」の持ち主を求めています。
大学の名前が重要ではないのだということを知れば、学歴を気に病む必要もなくなりますね。
出身大学の名前が仕事をするわけではありませんから・・・・。
学歴について嫌味を言う人は、それにすがっていないと不安なほど、仕事ができない人なのです。
そんな人の発言に振り回されて一喜一憂する必要は、まったくありませんね。
※私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
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