020【私、何もできないんです】
020【私、何もできないんです】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
若い先生の口からよく出る言葉・・・・「私、何もできないんです」。
この言葉を聞くと、とても寂しい気持ちになります。
なぜなら、「何もできない」はずはないし、ご自分でご自分の能力に気付いていないからです。
これは本当にもったいない!
「能力」という言葉を、「他者よりもすぐれた得意技」と誤解している先生が大勢います。
しかし、ビジネスで言う能力は「人様のために何ができるか?」ということです。
困っている人々のために、自分はどんなお手伝いができるのかが「能力」の中身です。
教師だからこその誤解なのですが、人々はスーパーマンを欲しがっているわけではありません。
「だれかの悩みを解決する」「だれかを苦しみから救う」という問題解決に当たってほしいのです。
その場面で使えるパワーは、すべてあなたの「能力」なのです。
ですから、必ずしも「ビジネス能力」と呼ばれるものだけが対象となるのではありません。
あなたの経験・体験、趣味、ハマっていること、使ってきた技術、覚えてきた知識、それから・・・・。
数え上げれば、いくつも限りなく発掘できるし、私はその方法をお教えしています。
生まれてから今まで、何一つ経験を積まずに育ってきたはずなど、あり得ませんよね。
人々に気付きと改善のヒントとして提供できるものは、すべてがあなたの「能力」なのです。
数々の検定試験などによって「能力」を数値化することが定着したため、誤解が増えたのでしょう。
本来、人の持つ能力は、数値化して表現できるものではありません。
検定試験は、数値化しやすい部分だけをピックアップして、評価しやすくしているだけなのです。
「他者よりもすぐれた得意技」によって、人物評価や職業が決まるわけではありません。
もしそうなら、どの会社でもビジネス実務検定が導入され、成績2番以下は全員クビになりますから。
そんなバカバカしい会社の存在は、ただの一度も聞いたことがありません。
あなたの中にある「他者のお役に立てる何か」はすべてが能力であり、活用されるべき要素です。
なぜなら、その能力の提供によって、世界中の人々に安堵と幸せが広がっていくからです。
世の中に存在する「職業」は、そうして、人々の安堵と幸せを形にできるから存在しているのです。
どんなに地味な仕事であっても、お客様は、その仕事がもたらす安堵や幸せにお金を払っているのです。
言い換えると、お客様がお金を払ってくれる仕事は、すべてが「能力」の表れであるということです。
あなたの中にそうした要素(能力)は存在しないと考えるほうが、とうてい無理なお話ですよね。
「決して気高くある必要はないのだ」と気付いていただけたら、私もうれしく思います。
※私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。
準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。
ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com