024【「伝える」ではなく「伝わる」】
024【「伝える」ではなく「伝わる」】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
「職場のコミュニケーションに苦労している」という声は、いつの世も多く聞かれます。
伝えたつもりなのに、理解されていなかった。
了解してくれたはずなのに、違う意味に解釈されていた。
こんな経験は、誰にでもあるものです。
ただ・・・・・・・・時々、そうした場面が多すぎる人を見かけることがあります。
自分だけ了解してしまっていて、相手が違う形で受け止めているのに気付かない人ですね。
こうした方は、授業でも同じような状況になってしまう可能性がありますね。
その話し方の特徴を観察してみると、一つの傾向に気付きます。
それは、常に自分を主語として話し続けているということ。
発言の中に「~と思う」とか、「~ですから」とか、自分の判断を多く含めている方です。
相手に質問したり、相手の意向を確かめたりせずに、主導権を持ったまま話をする人々です。
理解させようとする話し方が特徴で、理解を引き出す作業はほとんど見受けられません。
授業などで子どもたちを相手にこの話し方を続けてしまうと、会話が噛み合わなくなります。
もちろん教員同士の会話でも、相手の理解度は思っていたほど進まなくなってしまいます。
もし生徒から「先生、わかりにくいです」と言われたら要注意。
一方通行の話し方になっている可能性が高いと言えるでしょう。
私は教職時代、若手の先生方にこんなお話をしたことがあります。
「伝言ではなく、伝達になっているか確かめましょうね」
「伝言」は「伝えた、言った」。 「伝達」は「伝えて、達した」。
自分の中で会話が完結している状態を「伝言」と表現したのです。
相手に届いているなら「伝達」の文字の意味通りになっているはずなのです。
言葉遊びのようなものですが、考え方として留意しておきたいところです。
コミュニケーションにつまづいたら、話し方を見直してみるとよさそうですね。
手法ではなく、相手の立場でとらえ直してみることが仕事能力として大切なのです。
※私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。
準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。
ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com