030【教師の転職考(6)「初めの小さな一歩」-創造力】
030【教師の転職考(6)「初めの小さな一歩」-創造力】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
この数日間、転職やキャリアアップに必要な能力を、整理してお話ししています。
今日は6日目、「創造力」でいかに仕事が変わるかを考えます。
仕事は「受け取るもの」と考えてしまうと、出来合いの仕事ばかり「こなす」ようになります。
つまり、所与の仕事がすべてであり、それ以外のことは考える必要がない、と思い込むのです。
しかし時代(取り巻く環境)と組織は常に変化を続ける「生き物」のようなものです。
実際に仕事の現場には、いつでもさまざまな(予想外の)問題が降りかかってきます。
そうした問題をただ発見するのではなく、その都度、新しい課題に変換する必要がありますね。
(くわしくは028号の記事をご覧ください)
チーム単位での小さな改善なら、メンバーの話し合いで解決してしまうことも多いでしょうね。
ただ、制度や法律、勤務先の事情の変化によって、それでは済まないケースがいろいろ出てきます。
特に組織全体に関わる環境の変化の場合、未体験の方向転換を求められることも珍しくありません。
こうした時に求められるのが「創造力」です。
今までなかった方策、仕事のカテゴリー、仕組みなどを創り出すチカラです。
特に問題解決ではなく、問題を発生させない仕組みを創ろうとすると、新しい視点が必要になります。
数ある仕事の中で一番大変なことは、よく次の言葉で表現されます。
「ゼロから1を生み出すのが一番むずかしい」
前例も経験もない仕組みを新たに創り出すことは、想像をはるかに超えて大変なことです。
しかし、世の中を動かす人々は、その前例のない新たな価値を小さな一歩から創り出しています。
そして彼らの期待に応えようとする姿勢を持つ人は、世に「求められる人材」となっていきます。
『プロジェクトX』というテレビ番組を覚えていらっしゃいますか?
誰もが「とうてい無理」と思っているようなことでも、情熱と忍耐で実現した人々・・・・。
その情熱を支え続けたのは、世の中に対する「使命感」のようなものです。
「もっと世の中が〇〇〇〇だったらいいのに!」
そんな思いを持つ人々が、小さな小さな行動を起こし、共感した人々がそれを大きく支え続ける。
世の中を動かす人々から「求められる人材」は、等しくそうした熱い思いで動き始めます。
今の仕事に限ったことではなく、世の中の「こうだったらいいな」を考えてみること・・・・。
それが大きな変化を生み出す「小さな初めの第一歩」になる可能性は、決して低くはないのですね。
※私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。
準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。
ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com