031【教師の転職考(7)思いを「発信する」チカラ】
031【教師の転職考(7)思いを「発信する」チカラ】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
この数日間、転職やキャリアアップに必要な能力を、整理してお話ししています。
今日は7日目、思いを発信するチカラについて考えます。
前回の記事では、「使命感」のようなものが情熱を支えるというお話をしました。
そして、その「使命感」は「もっと世の中が〇〇だったらいいのに!」との思いから始まる、と。
世の中の経営者たちは、その実現のために行動を続けています。
彼らから「求められる人材」になるためには、自分の思いを聞いてもらう必要がありますね。
面接・面談の限られた時間の中で、思いを理解してもらえなければチャンスを失います。
せっかく面接・面談の機会を手に入れても、その機会を棒に振ってしまう人も少なくありません。
そうした人々の共通点は、話が一方通行になってしまっていることです。
いくら熱い思いを持っていても、相手に伝わらなければ理解してもらえないですね。
しっかりと思いを届ける工夫・・・・あなたなら、どうしますか?
多くの経営者の声を借りれば、「単なる自己主張で終わっている」ケースが多いようです。
相手の心に響き、シンクロできる伝え方を手に入れたいものです。
あなたの思いは、あなたの中ではしっかりと映像化できるくらいになっていることでしょう。
しかしその映像化されたイメージを、そのまま相手に届けることは不可能です。
ここで必要になるのが、話の流れが見えるようにする「ストーリー化」の能力です。
「ストーリー化」の基本は、中学校や高校で習った「5W1H」でしたね。
しかしそれだけでは、単なる虚構(願望のモノガタリ)を作るだけで終わる可能性があります。
私はクライアントさんにストーリー化をお願いする時、次の条件を必ず加えます。
・How much = コスト、予算、労力、かける時間、どのくらい?
・Whom = 誰のためか?
この2つを加えておかないと、単なる夢物語や、非現実的な空想になってしまいます。
仕事に関する思いを伝えるわけですから、夢物語や空想で終わったのでは意味がありませんよね。
誰のためなのか、そしてそれは実現可能なのか、しっかりと整理しておきたいところです。
多くの人は「自分を主語」にしたままストーリーを作ってしまいます。
それはあなたの中で完結してしまうストーリーなので、相手に響かず、共感を得ることができません。
誰のどんな悩み・苦しみを解決しようとする思いなのか、「6W2H」で考えてみてください。
このストーリー化の方法を身に着けると、あなたへの共感がたくさん集まるようになりますよ。
※私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。
準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。
ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com