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040【転職できない人(2)一人完結型】

040【転職できない人(2)一人完結型】

 

こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。

前回はとても厳しい内容で、驚かせてしまったかもしれませんね。

でも、あなたに幸せをつかんでもらうため、どうしても知ってほしい内容だったのです。

 

今日は「一人完結型」の題を付けた通り、「意思疎通」についてのお話です。

誰かに仕事を頼むとき、その人の意思疎通の能力は周囲に丸見えとなります。

 

 ・「~しておいて」と頭ごなしに頼んでしまい、可能かどうか相手に確認しない

 ・相手の抱えている仕事に配慮せず、自分のタイミングを優先して頼んでしまう

 ・相手が内容を了解している前提で話してしまい、意味不明な伝わり方となっている

 ・しかも、了解できていない相手に対して、一方的に「理解してよ」とイライラをぶつける

 ・自分の意図と違う結果になると、伝え方の良し悪しを顧みず、相手を非難してしまう

 

かつて私の上司に、そんな人がいました。

若手教員は煙たがって、なかなか近づかなかったように覚えています。

頭がよいのかもしれませんが、これでは組織の仕事が円滑に動かなくなってしまいますね。

こういう人は転職の面接の際にも、自己中心的な話し方になる可能性が高いと言えます。

 

「意思疎通」の基盤は、相手の立場に立って考え、伝え、内容のすり合わせをしていくこと。

はじめから自分の意図を優先して投げ付けたのでは、相手は理解も返事もしようがありません。

 

 ・「今、お時間取れますか?」の一言から会話を始めてみる

 ・仕事を頼むときは、期限と要求レベル(期待する成果)をわかりやすく伝える

 ・相手は内容を了解していないものと仮定して、意識の食い違いを生じさせない努力をする

 ・意図が正しく伝わらなかった場合、自分の伝え方に問題があったと考え直す

 ・相手が受け取りやすく、動きやすいように配慮したうえで物事をお願いする

 

簡単に言えば、「単なる自己主張で会話を終わらせるな」ということです。

以前お話しした『傾聴』と呼ばれる作業を、会話の中にバランスよく取り入れればよいのです。

 

ふだんからそうした注意を払わない人は、転職活動でも墓穴を掘りやすくなります。

書類に書かれた内容が一方的な夢物語となってしまい、採用者側が理解できない・・・・。

面接の回答が質問された内容から逸脱し、自分に都合のよい話へと入れ替わってしまう・・・・。

そもそも何を聞かれているかを理解できず、自己主張と自己宣伝で面接が終わってしまう・・・・。

 

『疎通』とは、それまで塞がっていたものが、滞らずに通じる(開通する)ことを意味します。

もちろん、相手と自分という、二人の「人格を持つ」人間同士の間でのことです。

 

人から誤解を受けたり再説明を求められたりする人は、この記事の内容をよく考え直してください。

転職活動の現場では、「やり直し」というチャンスを手に入れることはできませんので・・・・。

 

 

※私は教師の転職コンサルタントです。

 元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。

 (21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)

 

 先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。

 その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。

 「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。

 

 「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。

 準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。

 ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com