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034【教師の転職考(10)期待を読もう!-状況把握力】

034【教師の転職考(10)期待を読もう!-状況把握力】

 

こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。

この数日間、転職やキャリアアップに必要な能力を、整理してお話ししています。

 

本日も一つの質問から始めます。

 

「あなたはふだん、周囲の人々の期待に応えることができていますか?」

 

もし自信がないとしたら、「状況把握力」の改善が必要かもしれません。

「状況把握力」とは、自分と周囲の人々や物事との関係性を理解するチカラのことです。

 

自分の動かした仕事が直接・間接に誰と関わり、どのような影響を与えているのか?

また、それによって組織全体にどのような結果・成果をもたらしているのか?

こうした状況のなりゆきに気付くチカラも、その中には含まれます。

(関わる人々の感情をも意識する場合、「情況」の字もよく使われます)

 

一言で言えば「自分の置かれた立場を理解する」ということになります。

また、もっと砕けた表現ならば、「空気を読む」という言い方もできると思います。

 

単なる情報収集の能力を言うのではなく、関係する人々の気持ちを考えることが大切ですね。

たとえば、こんな風に・・・・・

 

 ・相手が理解しやすい表現に変えてから書類を渡しているか?

 ・相手が次に必要とするであろう内容を盛り込んで仕事を渡しているか?

 ・相手または周囲の人々に対して、ムダな努力をさせない気配りができているか?

 ・人々との距離感やパワーバランスは適切か?

 ・組織全体の動きを止めてしまうような、身勝手な振る舞いをしていないか?

 

こうした気配りができていないと、自分に任された仕事の意味にも気付けなくなってしまいますね。

場の空気を読んで、人々の気持ちを考慮して、求められている内容(期待)に気付くこと。

そうした能力を「状況把握力」ととらえておいてください。

自分が置かれている集団全体の動きがどうなっているか、気を付けて見ているだけでよいのです。

 

具体的には「もし〇〇さんだったら、どう考えるのかな?」と想像してみればよいですね。

相手の立場で考えることにより、「自分に何が期待されているか」に気付くことができます。

しかし現実には、なかなかそうして立場を置き換えて考える時間をとれないものです。

 

自分の仕事はどこまで影響が広がるのか、仕事のつながっていく先をいつも考えるようにしましょう。

また、誰からどのような形での貢献を求められているのかも、普段から意識しましょう。

 

転職活動では、「もし経営者なら何に期待するのかな?」と立場を置き換えて考えてみましょうね。

 

 

※私は教師の転職コンサルタントです。

 元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。

 (21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)

 

 先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。

 その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。

 「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。

 

 「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。

 準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。

 ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com