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036【教師の転職考(12)自己防衛するチカラ】

036【教師の転職考(12)自己防衛するチカラ】

 

こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。

 

転職やキャリアアップに必要な能力を、数日間にわたり、整理してお話ししてきました。

本日は最後の話題、「自己防衛」についてです。

 

001号の記事で、学校の先生方の自殺精神疾患による休職が多いことに触れましたね。

多くの先生方が、心のキズを放置したまま無理をして、病んでしまっている現実。

 

はじめはほんの小さなストレスであったのでしょう。

そのため、「まあいいや、このくらい」と軽く考えてしまい、無理を重ねて悪化させてしまいます。

「なんとかなる」と考えて、次から次へと仕事を上積みした結果、引き返せなくなってしまう・・・・。

よくありがちなパターンですね。

 

私自身にも、そうした記憶があります。

 

平成3年、ある私立高校に教諭として新卒で着任。

6月頃から急激に重い仕事が増え、あれよあれよと忙しくなりました。

 

「この仕事が終われば、しばらくはラクになる」

 

その考えを繰り返しながらも、実際には、次々と仕事が入ってきて振り回されるようになりました。

しかも仕事の内容がどんどん重いものに変わっていき、明らかに許容量を超えてしまいました。

能力的に追いつかず、時間的に追い詰められ、精神的な負担は半年くらいで限界を超えました。

年末ごろから体調を崩し始め、年明けには出勤するのを苦痛に感じ始めていたのです。

 

今思えばもっと負担を減らして働く方法があったと思えますが、その当時は必死でした。

なにしろ教師1年目の若造です(笑)から、要領の悪さは想像を超えていたと思います。

 

こんな場面では「自己防衛」の意識を持つことも大切ですね。

ストレスをコントロールする能力は、現代人に不可欠のものと考えられます。

 

「だめだ」「できない」「無理だ」とマイナスにとらえるのではなく、受け止め方を変えてみる・・・・。

たとえば「この苦労によって〇〇のチカラが身に着くぞ」とか、「これで〇〇できるようになる」とか。

プラスの要素を見つけ出して、「これはお得な体験だ」意識的にとらえ直すようにするのです。

同じ業務の経験を持つ先輩に相談したり、別の学年の同じ業務担当者に相談したりしてみましょう。

 

ストレス材料は、乗り越えた瞬間に成功体験として意義を持つという側面があります。

その渦中にいる時は気付きにくいものですが、実力者の多くは同じ体験を乗り越えてきています。

成長した自分をイメージして、そのために今のストレスをどう活用するかという視点を持ちましょう。

マジメな受け止め方だけでなく、時にはそうした図々しさも発揮してほしいと思います。

 

 

※私は教師の転職コンサルタントです。

 元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。

 (21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)

 

 先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。

 その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。

 「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。

 

 「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。

 準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。

 ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com