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056【転職チェック(6)能力向上と自己実現の努力】

056【転職チェック(6)能力向上と自己実現の努力】

 

こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。

050記事の「転職意識~14のチェック」、いかがでしたか?

まだチェックしていない方は、今すぐこちらからどうぞ!。

 

本日は6.「能力向上と自己実現の努力」についてお話しします。

 

マズローの『欲求5段階説』をご存じのことと思います。

人の欲求は以下の段階を踏んでいく、と一般的に(あくまでも「一般的に」)解説されています。

簡単におさらいしますが、ここでは解説を省きます。

生理的欲求 → 安全の欲求 → 社会的欲求 → 自我(尊厳)の欲求 → 自己実現の欲求

 

第4段階の「自我(尊厳)の欲求」までは、「環境」として社会・組織を求めています。

しかし第5段階の「自己実現の欲求」は、変革などの「動作の対象」として社会・組織と向き合います。

周囲からの賞賛を求めるなら、それは「自己実現」ではなく「尊厳」に関わる思考です。

つまり第5段階では、無償の奉仕精神による社会・組織への働きかけが包含されることになります。

 

前号の記事で、私はこう言いました。

仕事はすべて「世のため、人のため」に存在しているのだ、と。

つまり仕事を極めるということは、「世のため人のため」の価値提供を極めることと同義です。

この点について理解できない人々のことを、私はこのようにとらえています。

 

「働いているのではなく、働かされてしまっている」

 

社会への価値提供の目的と手段を自分自身で選ぶことができない立場にいる、と思われるからです。

その環境に慣れきってしまうと、「仕事は所与のもの」と考えるようになってしまいます。

そうなれば社会人として、また職業人としての想像力と創造力を失うことになるのです。

これは第5段階の「自己実現」に進めない条件となり、キャリアプラン上の損失なのです。

 

職務能力の向上を図ろうとするとき、あなたはどちらを望みますか?

受け身な姿勢で社会や組織と関わり、他人から与えられた仕事をこなすだけの毎日を選ぶのか。

主体的かつ積極的、そして能動的に社会や組織と関わり、仕事を自分で作り出していくのか。

働いていて楽しく、より強くやりがいを感じられるのは、もちろん後者であると感じませんか?

 

自己実現」とは、決して自分のための個人的な満足感を得ることではありません。

周囲(時には世の中)に働きかけて、自分の能力を一段超えた高みに到達することを言うのです。

あわせて、社会・組織の改善につながるストレッチ(やや背伸び)な目標を設定します。

 

ここにおいて、能力向上の目的達成と「自己実現」の努力との合致が生まれます。

これは「世のため、人のため」を追究してこそ手に入る、勲章のようなチカラとも言えます。

受け身な姿勢で自己完結してしまうと、やりがいを感じるチャンスにさえ出会いにくくなるのです。

 

 

※昨今、企業では「キャリア教育」の必要性が取り沙汰されています。

 先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。

 その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。

 「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。

 

 私は教師の転職コンサルタントです。

 元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。

 (21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)

 

 「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。

 準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。

 

 ※ご相談はまずメールでどうぞ:info@officemuteki.com

  初回のご相談に限り無料「キャリア能力確認ワーク」をご提供しています。

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  (通常1時間2万円のところ、2時間無料)

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