059【転職チェック(9)肩書きへのこだわり】
059【転職チェック(9)肩書きへのこだわり】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
050記事の「転職意識~14のチェック」、いかがでしたか?
まだチェックしていない方は、今すぐこちらからどうぞ!。
本日は9.「肩書きへのこだわり」についてお話しします。
これまで築き上げてきた専門性をアピールするよう、今までの肩書きを強く押し出している。
時々、そう語る転職希望者の話を聞くことがあります。
しかし私は、ここで声を大にしてお伝えしなければなりません。
「今までの肩書きへのこだわりは捨ててください!」
誤解を解いていただくために言いますが、肩書きは専門性を示すものではありません。
あくまでも以前の組織での「立ち位置」を表示する機能しか持っていません。
今から転職していく組織にとって、かつての肩書きは実質的な意味を持っていないのです。
むしろ「肩書きにこだわる人」という、マイナスのイメージを与えてしまう恐れもあります。
「ならば、どうやって今までの専門性をアピールすればいいんだ?」
はい、そう考えるのが普通ですよね。
専門性をアピールするには、専門性の中身(実際の成果)を語る必要があります。
そもそも、同じ肩書き(名称)でも、組織が変われば意味する業務内容も変わります。
また組織内での序列や立場、責任の軽重までもが変わってしまうことでしょう。
専門性の説明には、具体的かつ明瞭な「指標」を用いた表示法が必要になるのです。
何をどうすることで、何をどう変えてきたのかを、違う組織文化の人に説明するのですから。
いかに客観的かつ理解しやすく説明できるかが大切なのです。
経営者側の立場で考えればわかることです。
「この人は、もしこの組織に入ったら、我々にどんなメリットをもたらしてくれるのだろう?」
採用する側が期待しているのは、立派な肩書き(名称)ではありません。
具体的に、どのような利益増進の成果をもたらしてくれるかを知りたいのです。
そう考えると、いくら肩書きを列挙しても効果的ではないことがご理解いただけると思います。
でも、そんな形での専門性のアピールが必要だとすると、その方法がわからないかもしれませんね。
いいえ、どうかご安心ください。
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