062【転職チェック(12)教職経験者としての自負】
062【転職チェック(12)教職経験者としての自負】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
050記事の「転職意識~14のチェック」、いかがでしたか?
まだチェックしていない方は、今すぐこちらからどうぞ!。
本日は12.「教職経験者としての自負」についてのお話です。
最初に結論をお伝えします。
「教職経験者としての自負は脇へ置きましょう!」
教育に携わる仕事は尊く、次世代に直接的な影響を及ぼす価値ある仕事です。
しかし、転職すると心に決めたのであれば、教職経験者としての自負は脇に置いてください。
元教師としての評価を受ける場面は、自分で意図的に作り出すものではありません。
私自身、元教師という外せない看板を背負い続けていますが、この看板自体は意味を持ちません。
それどころか、この看板を邪魔に思う場面も、まったくないわけではありません。
時には「元教師だから世間知らずだろう」との悪意ある対応に直面することもあります。
転職するということは、ある側面において、今までの人生を封印する意味合いも持っています。
元教師という経歴が必要な職業は別として、今から移る組織でどう生きるべきかが大切です。
残念ながら、すでに過去のものとなった看板を楯にして勝負することはできません。
新しい組織には、その組織独自の価値観や働き方があります。
そしてその価値観や働き方の共有が求められるのです。
まさに「郷に入っては郷に従え」の発想が必要なのです。
元教師としての経験を仕事に活かすことはできますが、看板を活かすことはできません。
059記事でお伝えした「肩書き」と似たようなものです。
そしてこのことは、厳然として避けられない事実でもあるのです。
教職経験を「自負」ではなく、あくまでも「経験・能力」の一環としてとらえ直してください。
もし「先生」と呼ばれ続けたいのであれば、「先生」と呼ばれる転職先を選ぶことが前提となります。
ただし「先生」と呼ばれ続けること自体には、あなたの人生を充実させる要素はないかもしれません。
この点では冷静に自分自身を振り返っておいてほしいと思います。
自負を持つべきは「元教師」の看板ではなく、何を実現・達成してきたかという仕事の中身です。
言い換えれば、職務能力とそれによる成果にこそ自負を持つべきだということです。
今まで得てきた能力と成果を、わかりやすく、しっかり伝えることはできますか?
求められるのは経歴の名称ではなく、「あなたなら何ができるのか?」という内容なのです。
※昨今、企業では「キャリア教育」の必要性が取り沙汰されています。
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。
準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。
※ご相談はまずメールでどうぞ:info@officemuteki.com
初回のご相談に限り無料で「キャリア能力確認ワーク」をご提供しています。
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