065【「できる人」になりたいですか?】
065【「できる人」になりたいですか?】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
前回までは「転職思い込みチェック」として記事をお届けしてきました。
無料参考書『難しい「教師の転職」を実現する方法』も、次々とダウンロードいただいています。
この資料が少しでもお悩みの解消につながれば、とてもうれしく思います。
さて本日は、「できる人になりたいですか?」という質問です。
その昔、まだ若かったころの私のお話をしましょう。
ある上司から「藤井先生はできる人ですね」と言われ、単純な私は喜んでいました。
理由は教えてもらえませんでしたが、私は額面通りにその言葉を受け取って喜んでいたのです。
今思えばとても恥ずかしいことですが、その時はこの言葉が戒めであることに気付きませんでした。
数日後、また同じ上司から、こんな質問をされました。
「藤井先生、先日の私の言葉、意味を考えてくれましたか?」と言うのです。
深く考えもせず喜んでいた私は、その質問の意図そのものがわかりませんでした。
そんな私を見て、その上司はこう言いました。
「あなたは、できる人で教師人生を終わりにしたいですか?」と。
困惑する私に、続けて届いた言葉は、この一言でした。
「できる人で終わりにせず、できた人と呼ばれるように努力しなさい」。
この言葉を聞いて、私はようやく自分の浅さ・未熟さに気が付きました。
「できる人」と「できた人」、たった1文字違いなのに、なんと大きな違いのあることでしょう。
上司は私に、「やり方」に溺れることなく、「あり方」までを考えさせようとしていたのです。
私は目先の仕事に気をとられ、自分のことしか考えていなかったことを恥じました。
その日は一日中、この教訓の意味を何度も考えました。
「できる人」は、単純に仕事能力が高いだけのことで、深みも奥行も感じることができません。
手先が器用だとか、万能タイプだとか、仕事が早いとか、細かいことに気が付くとか・・・・。
いろんな事例があるとは思いますが、他の人でも代替が可能な状態になりやすいのです。
「できた人」とは、重鎮として、その場になくてはならない人という意味が含まれています。
多くの人々から尊敬され、慕われ、頼られるのは、業務能力のみならず人間的に魅力ある人です。
そうなるためには、利他的な配慮と行動、「個人」を超越した高い視点が必要ですね。
転職するしないに関わらず、人として、「やり方」より「あり方」に心を届かせたいものです。
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