077【キャリア構築には早いも遅いもない】
077【キャリア構築には早いも遅いもない】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
076号の記事では、日本産業カウンセラー協会さんが運営する「こころの耳」をご紹介しました。
さまざまな事例で活用できる考え方や対応法が掲載されていますので、ぜひ一度ご覧くださいね。
私は21年の教職経験を持つキャリアカウンセラーとして、皆様の未来づくりを支援しています。
異業種への転職や、定年退職後の再就職(学校に限らず)などをサポートしているのです。
しかし時々、具体的な職種や、志望理由に書く内容を質問されて困ることがあります。
「自分には、〇〇の仕事ができると思いますか?」とか、
「志望動機は何を参考にして書けばよいですか?」とか・・・・。
未来づくりの答えは、誰もが生徒さんに指導している通り、「自分自身の中にしかない」ものです。
ご本人でない以上、キャリアカウンセラーといえども勝手に方向性を決めることはできません。
また、志望理由はご本人が世の中に対して何を実現したいのかを踏まえる必要があります。
整理のしかたや書き方は指導できますが、理由そのものはご本人の中から引き出していきます。
実は多くの先生が、「キャリア」と「進路(就職・進学)」を同じもののように考えています。
そのことから、キャリア教育と進路指導を混同している学校がないかと私は危惧しています。
こうした方々は「就職すること」自体をゴールに設定しやすくなってしまいます。
たしかに仕事関連のことが中心になってきますが、キャリアは職業・就労のことではありません。
キャリアとは人生(生き方)づくりそのものであり、いわゆる「進路」だけではないのです。
お考えいただきたいのは・・・・
・この先、どんな体験をして、どんな能力を身に着けていきたいか
・この先、どんな人脈を求め、どんな人付き合いを展開していきたいか
・自分の人生が終焉を迎える時、どんな軌跡であれば後悔しないと思われるのか
・家族を含め、私的な時間と空間において、幸せを感じられる要素をどのように手に入れるか
キャリア開発はこうしたことなども含めての、この先の「人生づくり」なのです。
そう考えると、本来は年齢や職務経験で縛られるべきものではないことに気付きますよね。
若いから早すぎるということもないし、ベテランだから遅すぎるということもないのです。
もちろん、一度「教師の道」を踏んだからと言って、教育関係に限定する必要もありません。
転職や再就職はこの先の「人生づくり」を支えますが、それだけがキャリアではありません。
あなたは世の中に対して、未来の自分自身に対して、どのような働きかけをしたいですか?
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ハローワークや転職エージェントはなぜ教師の転職には向かないのか?
※昨今、企業では「キャリア教育」の必要性が取り沙汰されています。
先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。
その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。
準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。
※ご相談はお気軽にメールでどうぞ:info@officemuteki.com
初回のご相談に限り無料で「キャリア能力確認ワーク」をご提供しています。
自分でも気付いていない能力や職業適性を発見できるワークです!
(通常は1時間2万円)
遠方の方にはSkype/LINEの無料通話および郵便利用でのご対応が可能です。