079【本当に今のままでよいか?】
079【本当に今のままでよいか?】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
前回の記事では、仕事がつらい時、4つの基本的な選択肢があることをお伝えしました。
私は「転職コンサルタント」を名乗っていますが、現職への残留をお勧めする可能性もあります。
なぜなら、「この先生は教師のままでいた方がよい」と判断できることもあるからです。
(ただし私の収入には繋がらなくなりますけどね)
前回お伝えした4つの選択肢は、実は私自身が数年前に悩んで考えた内容です。
私立高校に勤めていた私は、当時、学校をやめるべきかどうかで深く悩んでいました。
少子化や経営不全による業績悪化で、学校の将来性をかなり強く悲観していたのです。
しかも、学校改革を推進するうち、日本全国の教育の立て直しを考えるようになっていました。
一つの学校の中にいて、一つの学校の改革だけを考えることに、窮屈さを覚え始めていたのです。
国家国民の将来に資する、日本全体の教育再生を現場ベースで進められないものかと悩みました。
正直に言います。
その時点で、私は教職を去るべきでした。
しかし生徒たち・保護者の皆様への申し訳から、退職を見送ってしまいました。
今思えば、この時点で退職して転職の道を選択しておくべきでした。
実はある研修会社の社長さんから、熱烈なラブコールをいただいていたのです。
(私がインターンを経験した会社です)
結局、数年過ぎてからその社長さんに転職の打診をしましたが、こう言われてしまいました。
「藤井先生、物事にはタイミングがあります。今はもう受け入れが難しくなりました。」
私はものすごく大きな後悔を覚えました。
自分がやりたいことをやらせてもらえるはずだったのに、そのチャンスを棒に振ったのです。
10年近く過ぎた今でも、私はそのことを非常に強く後悔しています。
自分のキャリアプランを台無しにする経験となったのですから・・・・。
「物事にはタイミングがあります」との言葉は、今でも私の胸に重くのしかかっています。
自分で考えたキャリアプランを、二度と実現できない状況にしてしまったのです。
結局、その数年後に教職を退いた私は、転職活動に励むこととなります。
しかし、ハローワークでも転職エージェントでも、まったく話が噛み合うことはありませんでした。
半年間をムダに費やし、「50歳を過ぎてから」と考えていた起業家の道を選ぶこととなりました。
今でこそNPO設立などの活動を成功させていますが、ずいぶん遠回りをしたものだと思います。
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その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。
「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。
私は教師の転職コンサルタントです。
元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。
(21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)
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