080【本当に今のままでよいか?(続)】
080【本当に今のままでよいか?(続)】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
前回は、「今のままでよいかどうか」を、私の体験を通して考えていただきました。
私の場合は「一つの学校の中では狭い」という感覚がキャリアプランの源泉となっていました。
しかし、他にもさまざまなキャリア転換の要素が考えられると思います。
・職場でセクハラやパワハラに遭っていてつらすぎる(メンタル危機の回避)
・実家の老親を介護する必要に迫られそうだ(Uターン転職)
・学校経営が危なくなっておりリストラの危険を感じている(私学の場合)
・モンスターペアレントの標的にされている(転任を模索)
あなたの学校にも、これらに該当する人がいるかもしれません。
また、ご自身が該当するという方もいらっしゃることでしょう。
必ずしも自らが描いたキャリアプラン通りには進めないかもしれません。
私の場合も、予想外の家庭事情ができて退職を考えることとなりました。
人は皆、いつ、どんな理由で大きな変化を迎えるか、予測できるものではありません。
ほとんどの方は定年まで教職を務め、そののち自分なりのセカンドキャリアを考えると思います。
しかしセカンドキャリアへの着手には数年かかると考えていただきたいのです。
必要な人材、物品、資金、準備時間、情報など、その収集・整理と用意には何年もかかります。
具体的にその用意を進める期間・方法・人脈は予測できていますでしょうか。
また、定年まで勤めることなく、教職を去らなければならないケースも意外と多いものです。
先に4つの例を挙げましたが、他にもいろいろなケースがあり得ることでしょう。
授業・生徒指導における自己不信や、キャリアアップへの絶望、急な病気なども考えられます。
親や子どもなど、家族が突然の重病にかからないとも限りません。
実際に私も、妻が急に倒れ、「末期ガンで余命3カ月」の宣告を受けて休職した経験があります。
教職を定年まで何一つ問題なく継続できるという保証は、必ずしも100%ではないのです。
福利厚生の手厚い組織では、定年や急な転職を見越して従業員に転職準備の研修を用意しています。
一生続く一人ひとりのキャリアプランニングを援護し、自分の人生を構築する方策を授けてくれます。
あなたの所属する組織では、そうした対応がなされているでしょうか・・・・。
私の妻が病に倒れた時、たまたま組織が寛大に対応してくれたため、半年間の休職で済みました。
しかし、どの学校でもそうした寛大な対応をしてくれるかどうかは、私にはわかりません。
定年後に限らず、急なキャリアプランの変更に対する準備は必要ないでしょうか。
この時代、予想外のキャリア転換には相当な時間と手数がかかるとの考えをお持ちくださいね。
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