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082【思考転換しなくて大丈夫?】

082【思考転換しなくて大丈夫?】

 

こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。

 

前回は生徒指導を通して就職書類への向き合い方を考えました。

私は教員向け研修として学校内で開催できる「就職書類作成指導法」講座もご提供しています。

いつでもお気軽にご相談ください。(メール:info@officemuteki.com)

 

さて、本日も一つの質問から始めたいと思います。

 

「大企業や公務員なら、就職後は安泰と言えますか?」

 

多くの保護者、いや、先生方も、大企業や公務員なら「安定している」と考えています。

事実、学生たちの話を聞くと、「学校でも自宅でも、大人からそう言われている」と回答します。

しかしこの考え方は、今の時代、必ずしも正解とは言えなくなっているようです。

 

こうした考え方を持つ人は、昭和の高度経済成長期を体験した方に多いと言えます。

(私もちょうどその時期に幼少時代を過ごし、バブル経済の絶頂期に社会人となりました)

その時代を知る人は、「寄らば大樹の陰」といった発想を強く持っています。

 

「決められた仕事を言われた通りにしていれば、何も考えなくても昇進・昇給がやってくる」

 

そうした考え方は、すでに時代に合わなくなっています

「定年後は公的機関に再就職」という道も、今ではかなり難しい状況となりました。

民間企業への再就職になると、さらに厳しいのは言うまでもありません。

 

かつてと違い、企業によっては副業を奨励するケースも増えてきました。

平均年収の減少を見越して、社員に独自性あるビジネススキルを持たせることが目的です。

複数の収入源を個人が確保すべきとの考え方が、実業界に広まりつつあるのです。

それは同時に、「会社に永住することを考えないでほしい」という意思表示でもあります。

 

都市部の私立学校では生徒減少の影響を受け、リストラや法人売却も始まっています。

この先、「私立学校で定年を迎えるのは難しいことだ」と言われる時代が来るかもしれません。

私立学校に限らず公立学校でも、生徒獲得のために激しい競争を強いられているくらいです。

 

名門と言われた学校が、マーケティングミスや不祥事によって経営不振に陥ることもあり得ます。

教員個人の指導力がさらに重視され、通り一遍の「人と同じ」では済まなくなることも考えられます。

公立学校であっても、必ずしも定年を保証されることはなくなるのかもしれません。

 

公的年金システムの崩壊が近づきつつある今、セカンドキャリア構築を考えないのは危険です。

さらに、若い方々でも、予期せぬ収入減少にも対応しておく必要があるでしょう。

不安を不安のままで終わらせてしまう人は、いずれその不安を現実に変えてしまう人なのです。

 

 

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※昨今、企業では「キャリア教育」の必要性が取り沙汰されています。

 先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。

 その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。

 「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。

 

 私は教師の転職コンサルタントです。

 元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。

 (21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)

 

 「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。

 準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。