084【生徒の不安は教師の不安】
084【生徒の不安は教師の不安】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
まずは質問です。
上のグラフ(中学校在籍時に指導してほしかった事柄)を見て、あなたは何を感じましたか?
「指導のしかたを改めなくてはいけないな」と思ったなら、「教師魂」が健在なのだと思います。
しかし今日は、その確認のためにこのグラフをお見せしたわけではありません。
(もちろんお仕事のヒントにしていただければ幸いです)
私が今日このグラフをお見せしたのは、こんなことを考えたからです。
「あなたご自身も、生徒と同じような悩みや不安を抱えていませんか?」
多くの中学生が抱いた内容ですから、多くの先生方が指導しきれなかった内容だということですね。
つまり多くの先生方が、グラフの内容についてまだ深い知識を持ち合わせていないことになります。
仮にこんな置き換えをしてみたら、あなたご自身はどのような指導内容を用意できるでしょうか。
→「進路」を「将来のキャリア」に、「上級学校」を「転職先・再就職先」に・・・・。
もしあなたが、将来のキャリア選択に悩んでいるご同僚にアドバイスする立場だとしたら?
もしあなたが、なかなか教職になじめない部下に指導する、上司の立場だとしたら?
あなたはどのようなアドバイス(答え方)をお考えになりますか?
「自分の個性や適性を考える学習」については、過半数の生徒が指導不足と感じていますね。
目先の「できること」だけを頼りに進路を選択し、高校を卒業してしまうケースが多いものです。
現実に、私が今まで関わってきた大学・専門学校の学生たちも、その傾向が強く出ています。
そのままでは「やりたいこと」に近づけないばかりか、「やるべきこと」も見えてきません。
興味・関心を優先できないうえに、使命感を持てない職業に就く可能性があるのです。
このグラフは先生方に「自分の個性や適性を考える学習」を避ける傾向があることを示しています。
あるいは、なかなか自信を持てない内容なので、指導が後回しになっているのかもしれません。
しかしそれは無理もないことだと私は思います。
教職に就くには、教職専用の人生レールを学生時代から歩まなくてはなりません。
そこには感性に関わる選択の余地がなく、決められた通りに行動するしか方法がないのですから。
中学生の感じた不安や不満は、実際には先生方の感じている不安や不満ではないかとも思えます。
先ほどの私の質問に即答できるならば、まったく心配はいらないと言えるでしょう。
しかし即答できなかったとするならば、万が一の転職や再就職について深い考察が必要と考えます。
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