093【続々・自己紹介します】
093【続々・自己紹介します】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
ブログ100日を記念して(とは大げさですが)、あらためて自己紹介をしています。
職員室で無視されたり干されたりする毎日に、私は精神的にも肉体的にも疲労を感じていました。
そうした中、あきらめかけた学校改革に、一筋の光明が見え始めることとなります。
少数の若手教員が、私に「営業活動と業務改善を教わりたい」と申し出てくれたからです。
それでも改革を完全に軌道に乗せるまでは毎朝必ず腹痛が起き、出勤が憂鬱な日々を繰り返しました。
子どもが成長し、幼稚園に入る年代になる頃には、学校の経営が最悪の状態となりました。
学校改革の活動ばかりに集中する私のせいで、夫婦仲も極限まで悪くなっていました。
そんなタイミングでの若手教員の申し出は、私を苦しみから救ってくれる光のように見えました。
しかしその矢先、突然の悲劇が私たち家族を襲うこととなったのです。
学校改革のために、私はある大学のマネジメント系の講座を自費で複数受講します。
受けた講座ではすべて「優秀認定」をいただくほど、ムキになって学習を続けていました。
「この人は本気で学校を改革するつもりなんだ・・・・」
私の学習活動に感化された妻は、医療秘書の資格取得のために勉強を始めました。
時に妻は37歳、子供から手が離れて、社会貢献を考え始める年代になっていました。
その年の夏休み、妻は子どもを連れて瀬戸内海の実家へ遊びに帰ります。
数日後、妻の姉から電話が入り、「妹が倒れました、藤井さん、急いできてください」と・・・・。
東名・名神・山陽と、高速道路を真夜中に飛ばし続け、夜明けとともに広島県に到着。
午前7時、医師から「末期の胃ガンで余命は3か月」と宣告されたのでした。
「オレのせいだ・・・・」
直感的にそう思いました。
自分が何年間も家庭を顧みなかったために、妻に過大なストレスを与えたのが原因だと。
医師は「違う」と言いますが、私はその思いを今でも払拭しきれず、申し訳なく思っているのです。
その日から、私は妻の看護のため、学校改革に心を残しながら4か月の休職をすることとなりました。
翌年の1月4日、妻は東京に一度も帰れないまま、広島の大崎上島で他界します。
8歳の息子は、妻の死の日から火葬場で骨を拾い上げるまで、一度も泣きませんでした。
おそらく母親の死を受け入れたくなくて、その骨を抱きながらも気を張っていたのだと思います。
私の母から「泣いていいんだよ、供養になるからね」と言われ、初めて大声で泣きました。
その時以来、私は息子に対して、母親を奪ってしまったのではないかとの引け目を感じています。
妻の死の4日後に復職しましたが、私たち親子は、その後もっと複雑な環境に身を置かれます。
明日はこの自己紹介を、最終回としてお話ししたいと思います。
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自分が生きやすい「場」を求めることは、社会への価値提供の第一歩です。
誰に遠慮することも、気兼ねすることもないのです。
心のカベを取り払うお手伝いをいたします。
【私がこのブログを書き続ける理由】
教職に生きづらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を手に入れていただくため。
それにより、「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的として書き続けています。
私は21年続けてきた教職を退き、現在は教師専門の転職コンサルタントとして活動しています。
そんな私に、今年の春、中学校の卒業式を迎えた息子がこんな手紙をくれました。
「今まで育ててくれてありがとう。お父さんは好きなことを仕事にしていて、カッコイイと思います」
8歳で母親を亡くした息子からのこの手紙は、何にも代えがたい大切な宝物になっています。
あなたも「好きなことを仕事に」して、私と同じ感動を手に入れたくはありませんか?
【このブログがめざしている目標】
日本では、毎年30人もの先生方が「仕事を苦に」自殺しています。
精神疾患を理由とする自殺も、毎年30人を数えます。
また、毎年5,400人もの先生方がうつ病などの精神疾患で休職に追い込まれています。
しかもこの数字は公立学校の先生だけで、私立学校の先生は含まれていません。
さらに、休職にまでは至っていない、いわゆる「予備軍」と呼ばれる人は数万人とも言われています。
このブログでは「教職以外にも生きる道がある」ことをお知らせしています。
教職に再チャレンジすることはできますが、人生に再チャレンジすることはできません。
転職という方法を通して、日本中の先生方の自殺や精神疾患をなくすことが目標です。
本来の「自分らしさ」を取り戻して、自分らしい毎日を送っていただきたいのです。
そのために必要な気持ちの切り替え方と手立てをお伝えしていきます。
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