137【教師を取り巻く問題(1)】
137【教師を取り巻く問題(1)】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
授業崩壊、モンスターペアレント、パワハラなどの問題が多発しています。
私学では少子化による経営破綻やリストラ、給与削減も身近な問題になりました。
「学校がつぶれるはずはない」という神話は、すでに歴史上の伝説です。
私学の倒産・買収や公立学校の統廃合は、その数を増しています。
運良く定年退職できたとしても、決して安泰な老後生活ではなさそうです。
退職金と共済・年金だけで老後の数十年を過ごせるのか、疑問が残りますね。
孫の誕生や進学・就職・結婚の費用、自分自身の医療対策も心配な時代です。
定年退職した後の人生プラン、きちんと形作られていますか?
私自身、経営破綻が見え始め、買収されそうになった学校に勤めていました。
経営の立て直しのために、11年もかけて学校の改革を推進してきたのです。
バブル経済の崩壊、少子化、先鋭化した消費者社会など、最悪の環境でした。
長く続いた日銀の失策による経済の迷走も、経営環境に影響を与えていました。
経営だけではありません。
「カネさえ払えばどんな要求をしてもいいんだ」という保護者も増えました。
生徒が「授業料で給料もらってるんでしょ?」と発言する場面も増えています。
平成時代の特徴は、消費者意識の高まりとともに個人主義も先鋭化したことです。
集団規範を無視したわがままな要求が保護者・生徒の間で広がってきました。
授業妨害する生徒の保護者を召喚すれば逆ギレされる。
上司に意見すれば役職や派閥の力を背景にパワハラを受ける。
生徒指導に専念したいのに、募集活動にも出かけなければならない。
部活動の指導をしたいのに、意味不明なクレームに何時間も付き合わされる。
さらに、業務は限界を超えて忙しくなったのに、給料は下がり続けるばかり。
リストラで同僚が一人二人と辞めていき、その業務は残った教員に分散される。
「このまま教師を続けて行けるのだろうか?」との不安も日ごとに強くなる。
中には勤務校が突然買収され、教職員全員が離職を余儀なくされた私学も・・・・。
教師のキャリアは決して安泰とは言えない時代となってしまいました。
また、精神衛生面への悪影響も、年ごとにその根が深くなってきています。
定年できてもできなくても、さまざまな不安が脳裏をよぎるばかりです。
順調に定年退職できたとしても、「第2の人生」はどうすればよいのか・・・・?
私も21年の教職経験を持っていますので、環境の悪化を強く実感しています。
自分自身のキャリアプランについて、今から知識を深めておきたいものですね。
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【私がこのブログを書き続ける理由】
教職に生きづらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を発見していただくため。
「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的としています。
21年の教職経験を持つキャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みに深く共感できます。
仕事の悩み、休職・復職・転職にかかわるお悩みの解決をお手伝いいたします。
【私がお手伝いできること】
〇仕事上の悩み・困りごと ⇒ 21年の教職歴/学校を改革した経験から助言
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キャリア再構築の出口は4つあります。
1.現職を継続すること
2.他校に転任すること
3.企業に転職すること
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