138【教師を取り巻く問題(2)】
138【教師を取り巻く問題(2)】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
昨日より、教師のキャリアを取り巻く問題についてお話ししています。
人は人によって生(活)かされるべきです。
しかし、人は人によって働かされるべきではありません。
自ら使命感を持ち、長い職責のゴールを見据えておくことが肝心です。
授業や部活動など、目の前の仕事をこなすことは職責のゴールではありません。
そうした近い視点で仕事をしていると、使命感を見失うことになりかねません。
授業が苦手、事務仕事が苦手、生徒指導が苦手という先生がいます。
そうした方々から、こんな理由で教師になったという話を聞くことがあります。
「得意分野を活かせると思ったので教師になりました」
この話を聞くたびに、私は心配な気持ちになります。
使命感を整理しないまま教職に就いたのではないだろうか、と。
実際に、ご自分の使命を答えられない先生に出会ったこともあります。
教職の使命は上手な授業、部活動の大会参加、生徒との親交ではありません。
日本の(世界の)未来を好転させ、市民の幸福を実現できる人材の育成です。
授業や部活動、生徒指導はその実現の手段であり、帰着点ではありません。
使命感を持たないまま、つまり使命を整理しないまま働くのは危険です。
手段・手法を追究してしまい、「向かうべきゴール」を見出せなくなるからです。
この点に意識を向けておかないと、ノウハウばかりに執着するようになります。
こう考えてみてはいかがでしょうか・・・・。
なぜ、あなたが授業をする必要があるのか?
なぜ、あなたが部活動を指導する必要があるのか?
なぜ、あなたは生徒と関わり、生徒を指導しているのか?
「仕事が苦手」になってしまうのは、能力が不足しているからではありません。
少なくとも採用されるだけの力量があるのですから、そんな誤解は無用です。
プロセスにこだわりゴールを見失い、目的地を決めずに走っているだけです。
あなたは「生徒を生(活)かす」立場として働いているのです。
その事実にもっと自信と誇りを持ってもよいのではないでしょうか。
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【私がこのブログを書き続ける理由】
教職に生きづらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を発見していただくため。
「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的としています。
21年の教職経験×キャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みに寄り添います。
私は休職・復職・転職・起業のすべてを経験している元教師です。
仕事の悩み、休職・復職・転職にかかわる悩みの解決をお手伝いいたします。
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1.現職を継続すること
2.他校に転任すること
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