157【見えないものを見る・見せる】
157【見えないものを見る・見せる】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
生徒からの質問は、時に受け止められる余裕があるかないかを試されます。
校則や指導方針に論理的な異議を唱えてくる生徒も少なくない時代です。
つい「説明が面倒だ」「時間がもったいない」と考えてしまうこともあります。
「いやな質問」に正対して受け止める器量を示してこそ、生徒はついてきます。
理解できる部分は共感し、譲れない点は学校としての価値観を説明しましょう。
この段階を通って初めて、生徒との相互理解が維持されることになるのです。
教育の出発点は双方向の「受容」と「共感」です。
相手の思考段階を同じように通らなければ、見えて来ないものがあります。
「見えないものを見る」意識と姿勢が、教師としての成長につながります。
最悪なのは、わざと生徒がわからないような難しい話を引き合いに出すこと。
生徒が消化不良のまま帰宅すると、家庭内に怒りを拡散するからです。
その結果は、必ずと言っていいほど保護者クレームに発展するものです。
少なくとも対話の姿勢をとれば、「受容」されたことに生徒は納得します。
既存のルールは自分自身が決めたものではありません。
「自分は悪くないのに苦情を言われるのが面倒だ」と感じる時もあります。
しかしそのときの「受け止める姿勢」が信頼関係を積み上げるのです。
生徒にとっても、「意見を受け止めてくれた」という納得感が醸成されます。
そしておそらく、教師の向き合う姿勢を心の内で評価することでしょう。
正面から向き合う姿勢はぜひ崩さないでほしいものです。
クレーム処理の基本は話をしっかり聞いてあげることだと言われます。
相手の立場に立って、その考えの道筋を一緒にたどり、傾聴することです。
学校は人格養成の場ですから、教師が人付き合いの範を垂れるべきですね。
正面から目を合わせ、真剣に聞いてあげなければ、生徒の不満は鎮まりません。
「悪法もまた法なり」で済まされては、生徒にとって身もふたもないのです。
また、自分の指導方針に異議を唱えられる場面もあると思います。
その時は教師としての「使命感」を明確かつ簡潔に答えましょう。
それはふだん、生徒の目には見えていないはずです。
先生が何を考え何を目的にしているのか、生徒は「共感」できていないのです。
使命感を一言で表現できない人は、自己理解が不足しているのです。
※誰にも知られず、自分一人でキャリア開発できるワークを公開しています。
【私がこのブログを書き続ける理由】
つらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を発見していただくため。
「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的としています。
21年の教職経験×キャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みに寄り添います。
私は休職・復職・転職・起業のすべてを経験している元教師です。
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