158【理不尽な上司】
158【理不尽な上司】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
もうずいぶん前のことですが、こんなひどい相談を受けたことがあります。
強制参加ではない職員旅行を欠席し、上司からいじめを受けた案件です。
その学校(私立)では、毎年末に職員旅行を実施しているそうです。
相談者は若い女性教員(専任教諭)で、間近に結婚を控えていました。
ある年の年末、双方の家族が一堂に会して、結納を行うことになりました。
しかし複数の事業を持つ新郎の父親の都合で、日程が重なることに。
そのため、上司(男性教諭)に職員旅行の欠席を申し出たのですが・・・・。
猛烈に批判され、翌日からいじめが始まったというのです。
「勤続5年以内の教員は強制参加、休むと君の立場はいろいろ悪くなるよ!」
ご存じのことと思いますが、この規則変更は明らかな違法行為です。
就業時間に含まれない行事に参加を強制することはできません。
(労使協定を結び直すなど、大掛かりな変更手続きが必要となります)
しかも、「立場が悪くなる」という発言は、脅迫行為に等しい暴言です。
その上司は管理者として命令を下したようですが、法的根拠はありません。
仮に学校組織として就業規則を変えようとしても、制約があります。
(就業規則の変更には合理性が求められ、使用者は勝手に変更できません)
※詳しくは厚生労働省「労働契約法のポイント」をよくお読みください。
結局彼女は職員旅行を休んだのですが、執拗ないじめに苦しみ続けました。
生徒の前で故意に大声で叱られたり、保護者の前で嫌味を言われたり・・・・。
授業中の教室に入ってきて、授業のやり方を批判されたことも複数回。
精神的な症状が重くなった頃、偶然、私のことを知って相談してきたのでした。
明確な違法行為があるため、対応はそれほど難しくありませんでした。
私は彼女と共に学園の理事長校長と会い、事実を述べて対応を求めました。
違法行為と精神疾患については警察・労働基準監督署に相談すると伝えました。
(実際にはその場で話が済みました)
翌日からいじめはなくなり、その上司からの会話も途絶えたそうです。
そしてその悪辣な上司は、年度末で学校を自主退職(表向き)したのでした。
その上司が彼女に好意を持ち、嫉妬が原因だと判明したのは数カ月後でした。
彼女にはまさに災難でしたが、第三者への相談が解決の近道となりました。
現在は夫婦で海外に移住し、義父の事業の展開を手伝うほどに回復しています。
※誰にも知られず、自分一人でキャリア開発できるワークを公開しています。
【私がこのブログを書き続ける理由】
つらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を発見していただくため。
「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的としています。
21年の教職経験×キャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みに寄り添います。
私は休職・復職・転職・起業のすべてを経験している元教師です。
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