159【モンスターペアレントを回避せよ】
159【モンスターペアレントを回避せよ】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
モンスターペアレントに悩む人も多いことでしょう。
私の持論として、その根源は尖鋭化した「消費者意識」だと確信しています。
「私は学校にお金を払いました」
ずばり一言でいうと、「消費者の一人である」という自負を持つ保護者です。
そうした立場を判断基準にしている保護者とも言えます。
ただし、理不尽な要求をする人だけをモンスターペアレントと言います。
私立学校なら授業料を、公立学校なら税金を楯にとって理不尽な要求を主張。
こうした拝金主義や消費者意識を「武器」にする人には、常識は通じません。
「支払った側が受け取る側を支配できる」と、本気で信じているのですから。
特徴として、他の生徒や保護者の迷惑・不平等を顧みないことが挙げられます。
他の家庭でも同じ金額を支払っているのに、自分の権益しか見えないのです。
1件の重大事故の陰に29件の軽微な事故があり、300もの事故のタネがある。
ご存じの「ハインリッヒの法則(ヒヤリ・ハット)」です。
一人のモンスター・ペアレントの発生の裏に、すでに300ものタネがあります。
生徒との会話、授業や部活動での発言など、どこにでもタネは存在するのです。
一つの重大事案に気を取られると、その「300」への注意がつい薄れます。
モンスター・ペアレントは、予期せぬ時にこそ発生します。
「消費者意識」に配慮しない教員の発言がトリガー(引き金)となるからです。
一人の処理に安心しきって気を抜いた時に、その虚を突かれます。
「これで一安心」という油断は、あなたを無防備にさせるのです。
保護者の大半が「消費者」としての眼を磨いている背景に気付いてください。
支払った金額に対する「対価性」(投資回収率)を見られているのです。
「モンスター・ペアレントはいつ現れてもおかしくない」と考えましょう。
その用心が、あなたを理不尽な攻撃から遠ざける、最大の防壁となります。
校内での発生パターンの件数と理由を数値化して把握してください。
そうすれば、発生時の特徴と発生時期までも統計的に理解できます。
どの時期に、どんな事例を警戒すべきかが見えやすくなることでしょう。
そして、生徒とのコミュニケーションを日頃から深めておくことですね。
あなたの「よき理解者」として沈静化に力を貸してくれるに違いありません。
※誰にも知られず、自分一人でキャリア開発できるワークを公開しています。
【私がこのブログを書き続ける理由】
つらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を発見していただくため。
「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的としています。
21年の教職経験×キャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みに寄り添います。
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