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146【要領と余力】

146【要領と余力】

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こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。

 

あなたは要領がよいほうですか? それともその逆ですか?

この質問・・・・意外と答えに困るのではないかと思います。

そして、ほとんどの方が「要領が悪い」と答えることでしょう。

 

この時の「要領」という言葉は、決して能力をさすものではありません

いわゆる工夫や機転に類するものだと言えますね。

つまり、「プラスアルファの知恵」ということができます。

 

この話をすると、決まって専門能力を高めることだと誤解する人がいます。

そうではなく、ここで必要なのは効率化(ムダを省く方法)の知識です。

重複業務から共通項を導き出し、カッコでくくる工夫です。

言い換えれば、日々の業務から「定型化できるもの」を発見する機転です。

 

目の前の業務を「処理」することに追われてしまうと、発見はできません。

ものごとを側面から、角度を変えて俯瞰する余裕がなくなるからです。

「5円玉は丸い」と思い込むと、長方形に見える角度があることを見逃します。

また、穴が見えない角度もあるということさえ、わからなくなるのです。

 

ここに気が付くと、見たくないものを見ないで済むこともできるとわかります。

ものごとのとらえ方は、自分次第で変えることもできるのです。

 

次に、「余力」についても考えてみましょう。

 

「次の2台の車のうち、どちらで高速道路を運転したいですか?」

  1.時速100キロまで出せる走破性抜群のバギーカー

  2.時速200キロまで出せる安定感抜群のスポーツカー

 

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自分をいじめたい人でない限り、2番のスポーツカーを選ぶはずです。

高速道路の時速制限は100キロなので、どちらでも走りきることはできます。

しかし、この2台は「余力」がまったく違います。

 

この「余力」は仕事の効率や安定感を変えてくれる要素です。

バギーカーは「走り切ったぞ」感が満載で爽快かもしれませんが、疲れます。

スポーツカーは「まだまだ行ける」との感覚(安心感)が残るはずです。

 

「余力」は必要能力とは違い、十分能力ととらえられます。

仕事の効率化(要領)と合わせ、負担を減らしてくれる材料です。

その「余力」は、ふだんの創意工夫と調査の中から蓄積されていきます。

こうした思考法を持っていれば、あなたの余裕にも大きな変化が生まれますよ。

 

 

 

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【私がこのブログを書き続ける理由】

つらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を発見していただくため。

「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的としています。

21年の教職経験×キャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みに寄り添います。

私は休職・復職・転職・起業のすべてを経験している元教師です。

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