147【部分最適と全体最適】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
「部分最適」と「全体最適」、どちらにも「最適」の文字が入っていますね。
そのため、両者が対等に必要なものだと誤解する人がいます。
この二つは両方が必要なのではなく、プラスとマイナスの関係になります。
「部分最適」とは、ある特定部分の最適化だけを考えてしまうこと。
そうして業務全体・組織全体のバランスを崩壊させることを言います。
部活動だけに意識が集中して、本来業務の把握がおろそかになる。
進学対策ばかりに夢中になって、理解の遅れた生徒を置き去りにする。
こうした状況を生み出すと、生徒からの信頼は一気に失われてしまいます。
専門性ばかりを追い求めて全体を見失うケースは多いものです。
スペシャリストになりたがり、ゼネラリストの立場を忘れてしまう・・・・。
いわば「木を見て森を見ず」の状態のことです。
私の知る、あるセミナー会社の社長さんから教わった言葉があります。
「トリの目とアリの目、両方使い分けるのがシゴトですよ」
単刀直入ですが、大変深い意味を持つ言葉です。
組織や業務を高い視点から見渡して、全体の調整を継続すること。
かつ着実に、地に足をつけた微に入り細に入る業務姿勢が必要ということ。
「着眼大局、着手小局」という言葉もありますね。
トリの目だけでは当事者意識を持てず、大言壮語ばかりとなります。
アリの目だけでは局所的な発想だけとなり、全体像を把握できません。
どちらかに偏った状態では、周囲との会話も噛み合わなくなってきます。
仕事に違和感を感じた時は、このどちらかに偏っていることが多いものです。
部分最適に陥りやすい人は、アリの目だけで仕事をしていると言えます。
全体像を把握して適切な処置を講じるには、トリの目が必要なのです。
ただし、一つひとつの業務を把握するアリの目を忘れてもいけないのです。
個々の業務を知らずして、全体の調和を図ることはできないのですから。
あなたは近頃、仕事に違和感を感じ始めてはいませんか?
そんな時には、トリの目とアリの目のバランスを考えてみてください。
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