139【教師を取り巻く問題(3)】
139【教師を取り巻く問題(3)】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
「他校に移りたい」と悩む先生は、たくさんいらっしゃることと思います。
たしかに転任すれば直近の問題は解消されるかもしれません。
しかし、根本的な解決となるかどうかは、見極めが必要なことです。
もう一度、問題の内容を整理しておきたいですね。
「今の勤務先の何が問題か、明確に説明できますか?」
「本当に他校へ移るべきなのですか?」
問題の根本が学校側にない場合、転任は解決手段となりません。
自分自身の中に何か不整合な部分があると考えられるからです。
この見極めをしっかりしておかないと転任先でも同じ苦労をしてしまいます。
「教職を離れたくない」という方は、比率的に一番多くなります。
そのため転職より転任を望む方のほうが圧倒的に多いのでしょう。
先ほどの質問に対して、どのような答えが出てきましたか?
本当に学校側が問題なのだとすれば、転任(転籍)を考えてもよいでしょう。
公立なら異動願いが基本ですが、私立では移籍が基本となります。
どちらも明確かつ揺るぎない理由の提示が必要です。
そうでなければ「感情で発言している」との誤解を受けやすくなるからです。
まずは勤務に支障をきたす原因を突き止め、その改善を学校に打診します。
もしそれでも対応してもらえなければ、上記の考え方に移行します。
私自身、21年間という長い教職経験を持つキャリアカウンセラーです。
「学校勤務がつらくて続けられない」と悩んだ経験も、一度や二度ではありません。
仕事の継続に悩む先生方のキモチは、痛いほどよくわかります・・・・。
私の経験上、悩み続けても現実を変えることはできませんでした。
学校側の対応が期待できない時は、思い切った決断が必要な場合もあります。
異動(公立)や転籍(私立)については、遅くとも年末までに結論を出します。
これは業務の引き継ぎや人員配置について迷惑をかけないためのマナーです。
業界内で無事に生活していくための約束事だととらえてください。
公立学校では、たいてい10月頃から次年度の人員配置の準備が始まります。
上位機関への救済申し立ては、道を閉ざされた時の最後の手段です。
その場の感情で勢い任せに行動しないよう、冷静に対応してくださいね。
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【私がこのブログを書き続ける理由】
教職に生きづらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を発見していただくため。
「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的としています。
21年の教職経験×キャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みに寄り添います。
私は休職・復職・転職・起業のすべてを経験している元教師です。
仕事の悩み、休職・復職・転職にかかわる悩みの解決をお手伝いいたします。
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キャリア再構築の出口は4つあります。
1.現職を継続すること
2.他校に転任すること
3.企業に転職すること
4.起業して自営業になること
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