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190【生徒から嫌われて】

190【生徒から嫌われて】

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こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。

 

「生徒から嫌われるので転職したい」というメールをもらったことがあります。

深刻に悩んでいるようでしたので、詳しくお話をうかがいました。

すると、少しだけの改善で解決できる内容だったのです。

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そもそも「生理的に嫌い」というケースは極めて稀有ですね。

もし複数の生徒から「生理的に嫌い」と言われるなら、性格上の問題

自分自身の思考(思想)や発言に問題があると考えるのが自然です。

こうしたレアケースは除外してお話ししますね。

 

生徒が先生を嫌う理由はいろいろありますが、パターンも見えています。

ありがちなのは、不公平感を募らせた時です。

「他のクラス(他の先生)と指導が違う!」と感じさせてしまった時ですね。

 

教員によって指導に違いが出てしまうのは好ましくありません。

特に生活指導の場面でこうしたケースが多く見られます。

校則の規定の運用や、ペナルティの課し方がトラブルの発端になりやすいもの。

解消のため、学年内の先生方による意思統一が必須の条件と言えるでしょう。

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次によく耳にするのが、問題行動への指導のまちがいです。

現象だけを取り上げて指導してしまうと、受容されない結果に終わります。

 

私自身が困っていた教員のタイプがあります。

それは事後の「抑圧」ばかりに熱中し、事前の「抑止」を考えていない先生。

私の同僚にも複数いましたので、他校でも変わらないだろうと思っています。

 

どのようなことであれ、私は事後処理を「指導」とは呼びません

日常的な指導に不備があったから、問題行動につながったと考えるべきです。

ふだんの気配り(会話)で「抑止」のタネをまいておくことが大切です。

 

また、事後対応の際は、「現象」にフォーカスしすぎてもいけません。

その「現象」に至るまでの、生徒の感情の推移を一緒に追ってやってください。

問題解決で重要なことは、「因果関係」を整理して再発を防ぐことです。

「原因となった何か」はどこにあり、なぜ発生したのかを突き止めましょう。

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「学校にいる間はどんなフォローもできるけど、卒業したらもう助けられない」

 

この言葉と共に、心の底から心配していることを理解してもらいましょう。

性急に転職を考えず、善処できる可能性をまずは探りたいものですね。

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