189【本当に大事なこと】
189【本当に大事なこと】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
昨日はご自身の教職への向き不向きをお考えいただきました。
単純に向き不向きだけを取り上げましたが、背景には大事なことがあります。
それは「なぜ教職を選んだのか」ということ。
今日ここでお考えいただきたいのは、次の二つの要素です。
ご自分がどちらをベースに教職を選んだのか、回想してみてください。
1「自分理由」⇒ 自分自身の意志で教職をめざし、理念を持って教師となった。
2「他者理由」⇒ 他人から言われるがまま、理念も持たずに教師となった。
大変厳しい現実をお伝えしなければなりません。
2番に該当し、すでに教職がつらくなっている方は、教職の継続が困難です。
なぜなら、あなた自身の中に「教師である理由」が存在しないから。
言い換えると、無理をしてまで教師を続ける必要がない状態です。
その状態で仕事がつらくなっているのなら、現職を継続する方が不自然です。
それなのに、まだあなたは教師を辞めていない・・・・
その理由は何ですか?
経済的不安かもしれませんが、教職なら安泰という時代ではなくなっています。
それに、心や身体を病んでしまえば、勤労そのものが危うくなります。
ここは冷静に考えなくてはなりません。
もしうつ病などにかかったら、治療には長い長い期間が必要になります。
数年、十数年の間、延々と苦しめられ続ける危険性があるのです。
勤労が不可能となり、職を離れるのも時間の問題となります。
病気をかかえて退職することになれば、生活基盤も人生計画も破綻します。
教職は再チャレンジできますが、失われた時間に再チャレンジはないのです。
心や身体を壊してまで、現職を続けていくことが将来のためなのかどうか・・・・。
「教師の一族に生まれたから辞められない」という人もいることでしょう。
しかしその理由付けもまた「他者理由」であり、自分の人生とは呼べません。
あなたの人生づくりを阻害したり、誘導したりする権利は誰にもありません。
「自分理由」以外にあなたが真の幸せを得る方法は、存在するのでしょうか?
Mail:info@officemuteki.com