133【セルフチェッカー(2)】
133【セルフチェッカー(2)】
こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。
昨日の記事に続き、チェックワークの残りをご提供します。
業務の中でふだん何を考えているかによって、将来が変わります。
そして多くの場合このことは、仕事がうまく行かない理由と直結しています。
12.学校の経営方針は理事会(公立は設置者)や上層部が考案すべきだと思う。
→経営陣でも見えない部分が現場には多くあり、現場の意見・提案は有意義です。
13.学校の損益分岐点を、自分は知らない。
→職場存続の生命線を表す指標ですので、経営者感覚で理解してください。
14.学校で最大の固定費が何か、自分は知らない。
→直ちに経理担当者に確認してください。多くの場合、人件費です。
15.部活動にお金をかければ生徒募集は成功すると思っている。
→投資回収率で考えて、何人の部員が入部すれば元が取れることになりますか?
16.偏差値が高ければ(上がれば)生徒募集は成功すると思っている。
→他校と差別化できず、横並びの過当競争に陥る可能性も捨てきれません。
17.時代の変化に流されず、職員室の「しきたり」を徹底的に守るべきだ。
→そう考えている学校は、社会から排除される可能性が確実に高くなります。
18.生徒募集は現場ではなく理事会(公立は設置者)や上層部の仕事だと思う。
→経営陣はマーケティング(市場作り)、現場人は営業(市場開拓)が基本です。
19.仕事は作り出すものではなく、上司から「与えられる」べきだと考えている。
→所与の仕事しかできなくなると、生徒の自主性を引き出す能力も育ちません。
20.生徒の評価はするが、生徒から評価される筋合いはないと考えている。
→現代は「消費者」優位の社会であり、顧客意識の理解は避けられません。
いかがでしたか?
以上20件の項目のうち、半分以上に自分が該当するようなら、かなり危険です。
ここに挙げた項目はすべて、「当事者意識」の不足から発生している事象です。
組織の未来創造に寄与貢献できなくなると、居場所を失う危険もあります。
生徒たちの眼は、私たちが想像するよりはるかに洞察力に優れています。
彼らの間では教員の人間性も、毎日のように評価されていると考えるべきです。
トゲのある言葉を連ねましたが、顧客の目はもっと厳しいものだとお考えください。
私の教材・研修・セミナーでは、「根」の部分まで深く言及して解説いたします。
きっと今日の解説の意味合いをご理解いただけるものと確信しております。
【私がこのブログを書き続ける理由】
教職に生きづらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を手に入れていただくため。
それにより、「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的として書き続けています。
21年の教職経験を持つキャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みを深く理解できます。
仕事の悩み、休職・復職・転職にかかわるお悩みの解決をお手伝いいたします。
【私がお手伝いできること】
〇仕事上の悩み・困りごと ⇒ 21年の教職歴/学校を改革した経験から助言
〇生徒指導・クラス管理の悩み ⇒ 生徒との関係改善や仕組みの改良のご提案
〇復職へのキャリア観の再構築 ⇒ 能力発見・確認のワークで「得意技」の開発
〇転職時の意識転換と準備全般 ⇒ キャリアカウンセリングと就活支援
〇定年後の再就職に関する不安 ⇒ キャリアカウンセリングと就活支援
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キャリア再構築の出口は4つあります。
1.現職を継続すること
2.他校に転任すること
3.企業に転職すること
4.起業して自営業になること
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