155【生徒が動いてくれない時は(前編)】
155【生徒が動いてくれない時は(前編)】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
「思うように生徒が動いてくれない」
この悩みは、ベテランの先生でも毎年のように経験するものですね。
こちらの期待が先行すると、生徒にとって精神的負担になることもあります。
子どもたちの中にある「こうなったらいいな」を引き出したいですね。
自ら動けないままでは、いざという時に対処できない大人になる・・・・。
そう思って指導するたび、逆に生徒から嫌われて悩んでしまう。
そんな苦しい日々を過ごしている先生も多いのではないでしょうか。
今日は生徒の自発性を高める手順について、簡単にまとめてみたいと思います。
-成功事例を示し、法則化・公式化してみせる-
意外とできていないのが、はじめに「成功イメージ」を持たせることです。
いきなり「さあ、やってごらん」と言ってしまうと、誰でも恐怖を感じます。
お気付きでしょうが、ここ数年は極端に失敗を恐れる傾向が見えています。
マニュアルに慣れた者たちが、突然マニュアルなしの行動を要求されたら?
失敗と叱責を恐れるのは、無理もないことだと思いませんか?
この時に大切なのが次のような思考です。
「自分だったらどうすれば不安を解消できるかな?」
難しいお話ではなく、成功例がわかるだけで不安の解消はほとんどできます。
また、その成功の理由や手法がわかれば、理解と行動につなげられます。
ですから成功事例とその理由の法則化・公式化がきわめて有効となるのです。
しかし気を付けたいのは、実感を伴わない話はしないということです。
架空のストーリーや赤の他人の話をしても、リアリティがありません。
(かえって「自分には無理!」と思われてしまいます)
自分のクラスや部活動で、実際に指導してきたケースを例としましょう。
シンプルに言えば、ご自身の体験談を中心に説明を増強するということです。
実際の例を挙げることはできないでしょうか?
その具体例を強化する、伝説や伝記、物語を探すことはできないでしょうか?
もちろんご自身の指導体験からストーリーノートをつくるのも有効です。
生徒が「なるほど、自分にもできそうだ」と思える疑似体験化をめざします。
ストーリーを追体験することで、脳内イメージを組み立ててもらうためです。
※10月24日(金)、フジテレビ「ノンストップ!」に出演しました。
※誰にも知られず、自分一人でキャリア開発できるワークを公開しています。
【私がこのブログを書き続ける理由】
つらさを感じている先生方に、「自分らしく生きる場」を発見していただくため。
「自分として生きる場」を作り上げていただくことを目的としています。
21年の教職経験×キャリアカウンセラーとして、先生方のお悩みに寄り添います。
私は休職・復職・転職・起業のすべてを経験している元教師です。
仕事の悩み、休職・復職・転職にかかわる悩みの解決をお手伝いいたします。
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1.現職を継続すること
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