166【あなたの上司は?-生き残りのために】
166【あなたの上司は?-生き残りのために】
こんにちは、教師の転職コンサルタント藤井秀一です。
本日も163号から続く「生き残りのために」シリーズをお届けします。
「顧客? 教師はサービス業ではありません!」
あなたの学校のトップは、こんな発言をしていませんか?
これは身を滅ぼしかねない危険な考え方です。
現代の保護者の消費者意識を甘く見てはいけないのです。
こういうトップの下で働く現場の先生方は、苦情の窓口になってしまいます。
二世代前の古い教育観を校是とし、あなたの意見も聞いてもらえないのでは?
このタイプのトップは「従業員満足度」も軽視する傾向が見られます。
もしそんなトップの下で働くことになったとしたら・・・・。
あきらめてください、あなたは運が悪かったのです。
・・・・とは思うものの、それでは身もふたもありませんね。
公立学校なら異動(転任)願いの提出を考えましょう。
私立学校なら他校への転職も視野に入れましょう(受験生が来ません!)。
そのトップが退かない限り、現場は苦情の受付所と化すばかりです。
実は私にも、そんなトップの下で苦労した経験があります。
その人物の就任以来、現場は苦情の受付という業務分野が一つ増えました。
一気に白髪が増え、毎日の出勤が憂鬱になった記憶があります。
強いイライラを抱えながら生徒の前で笑顔を保つのは、苦痛そのものでした。
生徒にとって、学校が唯一の「居場所」となっているケースがあります。
担任の先生が唯一の「理解してもらえる大人」となっている場合もあります。
そうした背景は、日常の学校生活ではうかがい知ることができません。
そして現代の保護者には、強い消費者意識(顧客意識)が定着しています。
支払った金額以上の見返り(サービス)が要求される時代となりました。
公立学校は税金で、私立学校では公立学校の数倍の授業料で動いています。
生徒の不満は、すぐにこの点を踏まえたクレームへと発展していきます。
もしあなたの上司がそうした危機感を持っていないなら、あなたは不幸です。
自らのメンタルヘルスと立場を守るため、自衛策を考えなくてはなりません。
凝固した古い制度と古い人間は、一朝一夕には変えられないものです。
ご自分が病気にならないよう、万が一の転身も視野に入れておきましょう。
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