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022【熱意が伝わらない】

022【熱意が伝わらない】

 

こんにちは、教師の転職コンサルタント、藤井秀一です。

 

突然ですが、質問です。

もしあなたが学校管理者だったら、次のどちらの人に仕事を頼みたいですか?

 

Aさん:「来年は担当地区からの入学者を2倍に増やします!」

 

Bさん:「過去3年間の受験データを検証して、来年は担当地区からの入学者を2倍に増やします!」

 

いかがでしょうか?

 

「Bさんは話がくどいから、頼むならAさんだな!」

 

・・・・・・・・とは、ならないと思います。

 

ほとんどすべての方が、Bさんに仕事を依頼したくなるのではないでしょうか?

あなたは、その理由を明確に説明できますか?

 

Aさんは宣言だけにとどまっていて、何の根拠もないために現実感がありませんね。

反対にBさんの言葉には、根拠となる行動とその対象が明示されていますね。

ここが「熱意が伝わるか伝わらないか」の大きな違いを生む要因となっているのです。

 

あなたが、上司に熱意が伝わらないと悩んでいるのなら、同様の原因かもしれません。

もし根拠(行動とその対象)を示すことなく、スローガンだけを掲げているとしたら?

言葉は伝わっても、あなたの熱意は空回りしてしまうことになりますよね。

 

上記の例に照らし合わせて、もう一度、ご自分のふだんの伝え方を振り返ってみてください。

 

もしスローガンだけを表現している状態になっているとしたら、改善が必要です。

上司や同僚が真剣に話を聞いてくれない時は、ぜひ今日のこの記事の内容を参考にしてください。

 

「〇〇(対象)を〇〇(行動)することによって、〇〇(問題)を〇〇(解決)な状態にする」

 

こうしたBさんのような伝え方なら、周囲の人にもその後の道筋が見えてきます。

明確な理由付けは、発言者本人が内容をよく理解している証明となるのです。

 

上司の了解・決裁や、同僚の賛成を取り付ける秘訣はここにあります。

「自分の発言だけが職場の皆に無視されている」と決めつけるのは早すぎるのです。

 

伝えることに集中するより、伝わり方をよく意識してみるとよさそうですね。

 

 

※私は教師の転職コンサルタントです。

 元教師の自分にしかサポートできない、先生方の転職支援を展開しています。

 (21年間の教職経験と、キャリアカウンセラーの認定資格を持っています)

 

 先生方の学識や経験、そして何より「教える」技術は、企業にとっても重要な能力なのです。

 その能力を実業界で活かせれば、この国の経済や産業の発展にも大きなパワーとなります。

 「あなたの能力をこの国の将来のために活かしてほしい」と私は願っています。

 

 「転職できればいい」ということではなく、自分の能力を活かせる天職・適職を手に入れましょう。

 準備から実際の行動方法まで、私がその流れをサポートいたします。

 ご相談はまずメールでどうぞ(初回相談無料):info@officemuteki.com